乳房エピテーゼ、ついに納品です。
モニターにご協力頂き誠にありがとうございました。
喜んでいただけましたら幸いです。
その人のことを思うモノづくり。
義肢装具士は患者様お一人お一人の身体に合わせてオーダーメイドの義足、義手、装具をおつくりするお仕事です。お怪我や、障害、または生活様式に考慮し、治療に必要なもの、または生活の支えとなるモノを作っています。
義肢装具士を目指していた学生時代「自分が作ったもので歩いてもらえたら素敵だな」「モノづくりでその人のADL(日常生活動作)の向上につながってほしいな」そんなことをざっくりと思っていました。
晴れて義肢装具士となり、臨床にでて9年。
地方ならではの問題に直面し、さまざまな思いで頭がいっぱいに。
義肢装具士は全国に3000人ほどだといわれています。(正確なデータはでておりません)
岩手県の義肢装具士は30名ほどです。
そのうち女性義肢装具士は方手の指で収まるほどしかおりません。
地方在住の女性義肢装具士としてできること。
地域密着の小さな工房だからこそできること。
9人に1人が乳がんになるといわれている時代です。
乳房再建手術とは違う選択もあるんだよ、ということを知ってもらいたいです。
「私なんかのために」
よく耳にします。
まずはお話だけでもいかがですか。
自分が自分らしくあるために
選択肢が広がってほしい。
そんな思いです。
再建する選択、何もしない選択、エピテーゼをつくる選択。
悩んでいる女性のお気持ちに寄り添っていければ。
土橋
