news news

お知らせ

トップページ / お知らせ / 女性義肢装具士が作る人口乳房エピテーゼ

2025.02.02
女性義肢装具士が作る人口乳房エピテーゼ

乳房エピテーゼ、ついに納品です。

モニターにご協力頂き誠にありがとうございました。

喜んでいただけましたら幸いです。

その人のことを思うモノづくり。

義肢装具士は患者様お一人お一人の身体に合わせてオーダーメイドの義足、義手、装具をおつくりするお仕事です。お怪我や、障害、または生活様式に考慮し、治療に必要なもの、または生活の支えとなるモノを作っています。

義肢装具士を目指していた学生時代「自分が作ったもので歩いてもらえたら素敵だな」「モノづくりでその人のADL(日常生活動作)の向上につながってほしいな」そんなことをざっくりと思っていました。

晴れて義肢装具士となり、臨床にでて9年。

地方ならではの問題に直面し、さまざまな思いで頭がいっぱいに。

義肢装具士は全国に3000人ほどだといわれています。(正確なデータはでておりません)

岩手県の義肢装具士は30名ほどです。

そのうち女性義肢装具士は方手の指で収まるほどしかおりません。

地方在住の女性義肢装具士としてできること。

地域密着の小さな工房だからこそできること。

9人に1人が乳がんになるといわれている時代です。

乳房再建手術とは違う選択もあるんだよ、ということを知ってもらいたいです。

「私なんかのために」

よく耳にします。

まずはお話だけでもいかがですか。

自分が自分らしくあるために

選択肢が広がってほしい。

そんな思いです。

再建する選択、何もしない選択、エピテーゼをつくる選択。

悩んでいる女性のお気持ちに寄り添っていければ。

                                      土橋